セラミドとは何か?解説します。

セラミドは1884年にドイツの医師によって人の脳から発見されました。その後、皮膚や細胞幕中にも含まれることがわかってきて生体内での生理的役割や薬理的応用について多くの研究がなされました。今では皮膚の保湿や美容に有効な物質として注目されています。

 

人の皮膚に含まれている美容成分

人の皮膚は表皮、新皮、皮下組織からできていますが、セラミドはその外側の角質層の部分になるほど多く含まれていて細胞間脂質の主成分となり40%から60%を占めています。

 

セラミドの構造

その生成はグルコシルセラミドからセラミドになって蓄積されるのです。また、皮膚に含まれるセラミドは単一の成分ではなく、6種類の異なったタイプのセラミド分子から構成されています。その構造の基本は長鎖塩基であるスフィンゴシンのアミノ基に、
長鎖脂肪酸がアミド結合したセラミド骨格にグルコースが結合したものです。生理的にはセラミドは皮膚の最外層での水分保持や外部からの保護、つまりバリア機能を保つために重要でアレルゲンの侵入防止にも役に立ちます。

 

このセラミドは加齢にともなって徐々に減少してゆきます。

乾燥肌やアレルギー性皮膚炎に悩まされている方の肌ではセラミドが非常に減少してしまっていることも臨床実験の結果からわかっています。

 

セラミドをどう補うのか?

肌の美容健康に欠かせないセラミドですが、口から食べても、皮膚の上に塗っても補給できることがわかって症状の改善に役立つことがわかりました。セラミドは化粧品の素材として合成セラミドや牛由来の動物セラミドが化粧品向けに利用されてきました。最近では植物性のセラミドに人気が出てきています。植物系セラミドはコメ、トウモロコシ、大豆、コンニャク等から抽出できます。これらは化粧品原料に加えて、口から摂取するサプリメント等に良く使われています。